施設の紹介
郷川頭首工
本地域の受益は、二級河川上市川扇状地の下部に位置する水田単作地帯であり、水源を二級河川上市川水系郷川に求め、取水の安定を期し、郷川頭首工を旧一口堰後に設けました。上市川左岸の442ha2市(富山市、滑川市)1町(上市町)をかんがいしています。
下条サイフォン(下条用水)
郷川頭首工より取水し、上市川左岸の442ha2市(富山市、滑川市)1町(上市町)をかんがいする際に、上市川を横断する「サイフォン」という施設をつくり、下条用水に送水しています。
水神社(埋樋神社)
越中上条石割村の豪農 杉木弥助氏は、(前田家利常公の頃)下条村26ヶ村(石高一万石)の田畑をかんがいしている上市川用水が、年々、出水したため上市川の川底に200間余りの埋樋(うずひ)をとおして、郷川から水を引いたところ出水の災害も起こらなくなった。
この弥助氏は慶応2年69歳で亡くなられたのだが、人々は悲しみが止まず一同協議して、祠をたてて、弥助氏の霊をまつり、埋樋神社と呼び毎年6月1日にみんなで必ず参拝するようになった。