土地改良区の概要

久婦須川土地改良区は、昭和27年に宮腰用水土地改良区として災害復旧等の事業を目的として設立しました。受益区域は宮腰用水受域地と岩屋用水受域地をもって構成されており、旧八尾町と旧大沢野町に関係しています。
耕地については、団体営ほ場整備・土地改良総合整備・農村基盤総合整備・県単ほ場整備・非補助ほ場整備等の事業により、全耕地の約95%区画整備されています。
現在はこれらの各種事業で、造成された土地改良施設の維持管理を主としています。

・立地条件

本地域は、富山県中央部の富山市に位置し、一級河川久婦須川と神通川に挟まれた平野部1/4と山間部3/4が受域地とし、河岸段丘面に約1/30の傾斜をなす一団地で、受益面積約290ヘクタールです。
当地区は2本の幹線水路があり、山間部の宮腰用水(L=6,980m)は昭和45~51年に団体営かんがい排水事業等で整備され、久婦須川より取水して土川へ自然排水しています。又、平野部よりの岩屋用水(L=11,830m)は昭和48~60年県営かんがい排水事業等で全線整備され、久婦須川より取水して神通川に自然排水しています。

・営農状況等

営農状況は、5つの集落が農業法人を立ち上げ、稲作のほかに人参・シャクヤクなどを栽培し、意欲的な農業展開をしている。現在、40年以上前に整備されたパイプラインの改修をしており、自動給水栓などのスマート農業も計画しています。また、少子高齢化に伴う維持管理費の負担が少なくなるように、用水を利用した小水力事業も施工中です。

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