庄川の水資源開発から100年

 近代技術による庄川の水資源開発が着手されてから今年で100年の節目を迎えます。
1919(大正8)年1月23日に庄川の小牧ダム建設に係る水利使用が認可されます。そして、翌年(1920年)1月8日富山県において「庄川用水合口事業計画概要」が発表されます。その後、庄川流木事件等により事業計画は遅延を余儀なくされるも、1927(昭和2)年に県営「庄川用水合口事業」(庄川用水合口ダムの建設ほか)が着工され、1930年には小牧ダムが完成し湛水を開始しています。庄川用水合口ダムは戦前の1939年に完成、左右岸の幹線用水路の整備を終えた1934(昭和18)年に合口化事業が完成します。
 戦後、庄川には、我が国の電力需要に応えるため御母衣ダムをはじめとするダム群と水力発電所が建設される一方、庄川扇状地では農業用幹線・支線用水路の整備につづき圃場整備事業が盛んに実施され、大型営農機械導入による農業の近代化が進みます。また、この間の農業情勢の激変に伴い農業用水利権や私どもの組織(土地改良区)も変遷してきております。詳しくは当HPの庄川用水連合紹介コーナー:沿革(庄川用水合口事業の沿革とあゆみ)をご覧ください。

淡水直前の小牧堰堤

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