第2回

今日は秋の空です。
一昨日、昨日と県内ではコシヒカリの稲刈りが進みました。
作柄が良いといいですね。

そろそろ、水田への用水の供給は終わろうとしています。今流れている用水は、流域の火事に備える防火用水や水路に土砂が溜まらないようにする維持用水、一昔前だったら、収穫した野菜や作業後の農機具を洗う生活用水のために流されているものです。用水は、使用目的に応じ、河川・ため池などから取水し、流下させているものですから、必要がなければ、用水の管理者は取水を止めることができます。取水口で水を止めても、雨水や生活排水などが流入してきて、流れている水路もあります(これは排水です)。

用水の安全対策として、県内では農業水路付近に「用水だ」の看板を掲げています。これは、富山県オリジナルの啓発看板で、元県庁職員のデザインです。県内にはかなりの数の看板が用水の安全を見守っています。この看板を設置した頃は、子供による水路事故が多かったの子供の絵になっていると思われます。現在では、高齢者の事故が多くなっています。秋の安全期間も終盤です。少ない水でも事故に繋がることがあります。気をつけましょう。

この看板が富山県オリジナルであり、皆さん知っている絵柄であることから、NPOで「用水だ」の看板のTシャツを作ってみました。
長く親しまれてきた看板ですが、正式な呼称はなく(と思われます)、「用水だ看板」とか「水難事故防止看板」とか呼んでいます。
看板に親しみやすい呼び名があってもいいかもしれませんね。

「安全ぼうや看板」 とか 「用水に気をつけよう、よしお君看板(通称 よしお君看板)」とかね。「用水を危険なものとして捉えてる」という意見もありますが、安全啓発に役立つことを願って設置しており、看板が古くなった場合でもその絵柄で更新しています。

Tシャツは、なかなか好評です。会員以外にも販売してほしいとの要望が多いことから、ほぼ原価で皆様に販売することとしました。みんなで着て用水の安全啓発・保全の活動の輪を広めていただければ幸いです。(ホームページから受付できるよう改良中です。電話でも受け付けます。)

ついでにですが、サポーター会員の募集もしております。