フォーラム・シンポジウム報告

平成29年度全国棚田(千枚田)連絡協議会総会・ 第23回全国棚田(千枚田)サミット 

 第23回全国棚田(千枚田)サミットが、平成29年9月28日~29日にかけ「棚田は21世紀の社交場」 ~棚田で出会う、触れ合う、分かち合う~をテーマに、長崎県波佐見町にて開催され、全国から約680人の参加がありました。

全国棚田(千枚田)総会
 波佐見町は400年の歴史がある「波佐見焼」やきものの町として有名であり、棚田百選に選ばれた「鬼木棚田」など豊かな田園風景が広がる町です。

 午前の部では、平成29年度全国棚田(千枚田)連絡協議会総会があり、平成28年度事業報告および決算、平成29年度の事業計画および予算案、次期開催地計画、役員改選等の議案について審議され提案どおり了承されました。

 午後からのサミットは波佐見町総合文化会館大ホールで開催され、オープニングでは地元の波佐見児童合唱団の大変美しい歌声の合唱にて参加者は歓迎を受けました。  

全国棚田(千枚田)総会

 開会式では、全国棚田(千枚田)連絡協議会 三浦基裕 会長(新潟県佐渡市長)が主催者挨拶を、開催地のサミット実行委員会 一瀬政太 会長(長崎県波佐見町長)から歓迎の挨拶がありました。
 次に、事例発表として「鬼木地区歴史的田園景観調査報告」があり、基調講演では、農山漁村の活性化に関するアドバイザーとして活躍中の三善浩二氏から「土の気持ち」~都市が農村を支える時代へ~ と題して講演がありました。  

全国棚田(千枚田)総会

 この後は各分科会があり、第1分科会では「迎えよう!社交あふれる美しい棚田で」をテーマに、地域の保全や継続性の維持を「棚田で迎える」側としての課題や取組みについて話し合われました。  

 会場の内外では、アトラクションや物販・展示コーナーが数多く設けられ来場者で賑わっていました。

全国棚田(千枚田)総会
全国棚田(千枚田)総会

 2日目は、波佐見町内の3ヶ所の現地見学会がありました。

 最初に訪れた陶郷中尾山には、いくつもの煙突が並ぶ古い町並みがあり、窯元や世界的規模を誇る登り窯跡などを見学しました。

全国棚田(千枚田)総会
全国棚田(千枚田)総会

全国棚田(千枚田)総会
 続いての陶芸の館では、町内の窯元などからの高級品からお買い得品までの焼き物や、地元特産品のお土産などが並べられており、陶芸体験もできるそうです。  

全国棚田(千枚田)総会
 最後に、日本の棚田百選に認定されている「鬼木棚田」を訪れました。面積約22ha、約400枚の水田が織りなすのどかな風景ですが、整然と積上げられた石積みはとても力強く、歴史とそこに暮らす方々の想いが感じられました。  

全国棚田(千枚田)総会

 地元、鬼木棚田協議会では地域の活性化を目指し、景観保全活動のほか収穫祭や各種イベントなど活発な取組みが行われているそうです。
 次回、第24回全国棚田(千枚田)サミットは、平成30年9月8日~9日に長野県小谷村にて開催予定です。